韓国南西部、全羅南道(チョンラナムド)の麗水(ヨス)沖で、14人が乗った漁船が沈没し、5人が死亡、5人が行方不明となっています。
麗水海洋警察によりますと、9日午前1時40分ごろ、麗水から東におよそ17キロの海上で、139トン級の大型漁船がレーダーから突然消えたと、同じ船団の漁船から通報がありました。
沈没した漁船には、60代の韓国人船長を含む韓国人8人、ベトナム人3人、インドネシア人3人の合わせて14人が乗っていました。
通報を受けて出動した海洋警察が、船長を含む韓国人3人、外国人4人の合わせて7人を救助しましたが、このうち韓国人3人は低体温症などで死亡しました。その後、さらに2人を救助しましたが、いずれも死亡が確認されました。死亡したのはすべて韓国人です。一方、救助された外国人4人は命に別状はないということです。
現在、行方不明となっているのは韓国人3人、インドネシア人1人、ベトナム人1人の合わせて5人で、海洋警察は警備艇21隻、航空機4機、関連機関の艦艇4隻などを動員し、事故海域を中心に捜索を続けています。