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政治

米空母が韓国・釜山入港 トランプ政権発足後初

Write: 2025-03-03 11:49:19Update: 2025-03-03 11:52:06

米空母が韓国・釜山入港 トランプ政権発足後初

Photo : YONHAP News

トランプ大統領の第2期政権が発足してから初めて、アメリカ海軍の空母が韓国に入港しました。
 
韓国海軍によりますと、2日午後、アメリカの原子力空母「カール・ビンソン」が韓国南部・釜山(プサン)の海軍作戦基地に入港しました。
 
カール・ビンソンは全長333メートル、最大幅77メートルで、原子炉2基を動力源とし、最新鋭のステルス戦闘機F-35Cや早期警戒機E-2Cなど、およそ80機の航空機を搭載しています。
 
アメリカの空母が韓国に寄港するのは、去年6月の「セオドア・ルーズベルト」以来で、トランプ第2期政権の発足後は初めてとなります。
 
韓国海軍は、空母の入港について「アメリカ政府が最近改めて確認した拡大抑止の公約を履行するためのものだ」と強調しました。トランプ大統領が北韓の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との対話に意欲を示している中でも、アメリカの韓国に対する防衛公約に変わりはないことを示すものと受け止められています。
 
カール・ビンソンは、韓半島近海で今月中に実施予定の韓米合同訓練に参加する見通しです。先月20日には、アメリカの戦略爆撃機B-1Bが韓半島上空で韓米合同の空中訓練を実施するなど、トランプ政権発足後もアメリカの戦略兵器の展開が続いています。
 
北韓はこれまでも、アメリカの戦略兵器の展開や韓米合同訓練に強く反発してきました。今回のカール・ビンソン入港に対しても、反発を強めるとみられます。
 
今月予定されている韓米合同軍事訓練は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が「非常戒厳」を宣言して以降、初めて実施される大規模な訓練です。不安定な政治情勢の中、防衛態勢を強化する契機になるとみられます。

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