韓国南東部・釜山(プサン)市の金海(キメ)国際空港でことし1月に発生した旅客機の火災を受けて、モバイルバッテリーの機内への持ち込みに関する規定が今月から強化されました。
まず、搭乗手続きを行う際に、乗客が所持しているバッテリーの数と容量の確認を行います。
バッテリーはビニール袋に入れて5つまで持ち込めるということで、医療目的など特別な理由がある場合は、航空会社の承認を得て、緑色のステッカーを貼り付けなければなりません。
容量が大きいバッテリーの持ち込みは2つまでに制限され、同じく航空会社の承認を得て、黄色のステッカーを貼り付けなければなりません。
保安検査の際に、規定よりも容量が大きいバッテリーや、航空会社の承認を得ていないバッテリーが追加で確認された場合、その場で廃棄するか、自宅に送らなければなりません。
仁川国際空港が先月28日、強化された規定をテスト運用したところ、1日で180件が摘発されたということです。
また、リチウムイオンバッテリーを機内に持ち込んだ場合、座席の上の荷物棚に保管できないほか、機内でバッテリーを電源につなげたり、他のバッテリーにつなげて充電できないということです。