現代自動車は、アメリカのトランプ政権が高い関税を課しても、アメリカで販売する自動車の価格を引き上げる計画がない方針を表明しました。
現代自動車ホセ・ムニョス社長は、3日にソウルで開かれたモーターショーで会見し、「関税の発表を受けて、その影響を試算している。現代自動車は、顧客価値を創出してきた歴史があり、競争力を守っていく。これが顧客が現代自動車に期待することだ」と述べました。
現代自動車のアメリカ販売法人のランディ・パーカーCEO=最高経営責任者は以前、現地のディーラーなどに対して、高い関税に伴う価格の引き上げの可能性を示唆していましたが、ムニョス社長は、これを否定しました。
また、ムニョス社長は、「競争が激しくなるなかで、市場の変化に速やかに対応し、革新する能力が非常に重要だ。現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長は、挑戦課題への適応こそがわれわれのDNAだと話している」と強調しました。
トランプ大統領が、アメリカ以外の地域で生産された自動車に課すとした25%の関税は、現地時間の3日に正式に発効しました。
これにより、韓国で生産された自動車は、アメリカに輸出する際、25%の関税が課されることになりました。