尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の罷免の是非が決まる4日を前に、憲法裁判所の一般傍聴の申請が殺到し、倍率は4818倍に上ったことがわかりました。
 
4日の憲法裁判所の一般傍聴の席は20席です。
 
憲法裁判所によりますと、一般傍聴の申請の締め切りだった3日午後5時までに、合わせて9万6370人が申請し、抽選によって20人が選ばれたということです。傍聴券の倍率は4818倍でした。
 
これは、歴代大統領の弾劾裁判の傍聴券の倍率としてはもっとも高いもので、2004年の故廬武鉉（ノ・ムヒョン）元大統領の弾劾裁判は21.3倍、2017年の朴槿恵元大統領は795.6倍でした。
 
憲法裁判所は、宣告する日付を1日に発表し、その日の午後4時からホームページで一般傍聴の申請を受け付けましたが、受付開始と同時にアクセスが集中し、ホームページは接続しづらい状況が続いていました。
 
憲法裁判所は通常、傍聴権を現場とオンラインで配布しますが、今回は集会による混雑などが予想されることから現場での配布は中止としました。