尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾審判の宣告が4日午前11時行われ、憲法裁判所は、全員一致で弾劾訴追を認めました。
去年12月14日に尹大統領が弾劾訴追されてから111日、先月25日に最終弁論が終わって裁判官の評議に入ってから38日での宣告となります。
国会は、尹前大統領が去年12月3日、「非常戒厳」を宣言し、国会と中央選挙管理委員会に軍を投入する過程で、憲法と法律に違反したとして、弾劾審判にかけました。
これに対し、尹前大統領側は、「非常戒厳は警告のためのものだった」として、戒厳令の宣布や解除のプロセスで法律を順守し、「政治家の逮捕」などは指示していないという立場を示していました。
尹大統領は、直ちに大統領の職から退くことになりました。
韓国の大統領が罷免されたのは、2017年の朴槿恵(パク・クネ)元大統領以来、2人目です。