尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の罷免にともない早期に行われることになった次期大統領選挙は、ことし6月3日火曜日に実施されることが確定していますが、選挙まではどのような流れになるのでしょうか。
大統領選まであと55日となりますが、まず、候補者の登録日は、5月10日と11日に決まりました。
候補者の登録日までの1か月間、各党は予備選を行い、公認候補を選出することになります。
市長や知事などの公職者が大統領選に立候補する場合は、投票日の30日前の5月4日までに辞任しなければなりません。
立候補登録が終わると、翌日の5月12日から投票日の前日までの22日間、公式な選挙運動が行われます。
この期間中、選挙放送討論委員会が主催する大統領候補者によるテレビ対談や討論会が開かれます。
各世帯には2回にわたり選挙公報が送られますが、先に冊子型の選挙公報が、その後に、チラシ型の選挙公報と投票案内状がそれぞれ届くことになります。
投票は、在外投票から始まり、在外投票は5月20日からの6日間行われます。
期日前投票は、29日と30日の2日間、午前6時から午後6時まで、全国のどの投票所でも本人確認が出来れば投票できます。
そして、臨時休日に指定されている6月3日の投票日には、午前6時から午後8時まで投票が行われ、投票の終了とともにただちに開票が行われます。
次期大統領当選者は、当選が決まり次第、ただちに大統領の任期を始めることになります。