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社会

非常戒厳めぐる内乱罪 尹前大統領が初公判で無罪主張

Write: 2025-04-14 14:41:19Update: 2025-04-14 14:59:19

非常戒厳めぐる内乱罪 尹前大統領が初公判で無罪主張

Photo : YONHAP News

去年12月の「非常戒厳」宣言をめぐり、内乱を首謀した罪で起訴された尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の初公判が、14日午前、ソウル中央地方裁判所で行われました。尹前大統領は起訴内容を否認し、無罪を主張しました。
 
尹前大統領は、非常戒厳の宣言が憲法裁判所によって違憲・違法と判断されたことを受け、今月4日に大統領を罷免されていて、14日は刑事被告人として出廷しました。
 
検察は、尹前大統領が国家秩序の転覆を目的に、軍の首脳らと共謀して暴動を計画したと主張し、内乱罪が成立する理由について説明しました。
 
これに対して尹前大統領は、弁護人による冒頭陳述の後、自ら発言し、戒厳令は数時間後に解除されており、「あくまで国民への平和的なメッセージの一環だった」と述べて、すべての容疑を否認しました。
 
検察の調べによりますと、尹前大統領は去年12月3日、当時の金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防部長官を通じて、各軍に非常戒厳宣言に備えた出動準備を指示したということです。その後、国会の封鎖や議決の妨害、主要政治家の拘束、中央選挙管理委員会の占拠やサーバーの搬出など、軍によって具体的な行動が取られたとされています。

尹前大統領は、今年1月に現職大統領としては初めて逮捕・起訴されましたが、3月に釈放されました。
 
韓国の刑法では、内乱の首謀者と認定された場合、死刑または無期懲役か無期の禁錮刑が科されます。
 
なお、公判当日は厳重な警備態勢が敷かれ、裁判所の周辺には機動隊11部隊、およそ700人が動員されました。

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