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社会

全国各地で地盤沈下相次ぐ 市民の不安高まる

Write: 2025-04-15 09:59:15Update: 2025-04-15 10:09:40

全国各地で地盤沈下相次ぐ 市民の不安高まる

Photo : YONHAP News

全国各地で地盤沈下が相次ぎ、人命被害につながる事態となっているなか、市民の間で不安が広がっています。
 
釜山(プサン)市沙上(ササン)区にある鉄道の工事現場の周辺では、14日午前にも地盤沈下が発生しました。大きさは、直径3メートル、深さ4メートルの規模です。
 
沙上区と消防当局は、防護壁を設置したあと、道路の1車線を通行止めにして復旧作業を進めています。
 
これより前の13日午前5時ごろにも沙上区の別の鉄道の工事現場で、横5メートル、縦3メートル、深さ5メートルの地盤沈下が発生しました。
 
釜山では、鉄道の工事現場の周辺で、合わせて14回の地盤沈下が発生しています。
 
また、11日には、京畿道(キョンギド)光明(クァンミョンシ)市の新安山(シンアンサン)線の地下トンネルの工事現場が崩壊し、その影響で6車線の道路の中央部と工事施設が崩れ落ちました。
 
この事故に巻き込まれた掘削機の運転手は、事故発生から13時間後の12日午前に救出されましたが、一緒に埋まっていた50代の作業員1人は依然として行方不明のままです。
 
現場周辺に住む2000人以上の住民が、学校や体育館などに一時避難し、崩落現場付近のある小学校は、さらなる崩落や事故を懸念し、14日と15日の2日間、休校することにしました。
 
先月には、ソウル・江東(カンドン)区で発生した大規模な地盤沈下によりバイクの運転手が死亡したほか、13日にはソウル麻浦(マポ)区でも地盤沈下が発生するなど、同様の事故が各地で相次いでいます。
 
韓国国土交通部の地下安全情報システムによりますと、関連の統計を取り始めた2018年から2024年までに発生した陥没事故は、合わせて1337件に上り、年間平均でおよそ200件に達しています。
 
事故の原因としては、老朽化した上下水道管からの漏水による地中の空洞化や、地下鉄などさまざまな工事による地盤への影響、建設会社の手抜き工事などが挙げられます。

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