韓国軍の軍事偵察衛星4号機が、アメリカでの打ち上げに成功しました。
韓国国防部は22日、「韓国軍の軍事偵察衛星4号機が、4月22日午前9時48分、アメリカ・フロリダ州のケープ・カナベラル宇宙軍基地から打ち上げられ、打ち上げは成功した」と発表しました。
偵察衛星は、およそ15分後に予定された軌道に投入されたということです。
今回の軍事偵察衛星の発射は、北韓のミサイル発射と主な戦略目標の監視を目的としています。
今回、打ち上げに成功した軍事偵察衛星4号機が安定的に運用できるようになれば、2024年8月に調整が完了した1号機と解析などの調整が正常に行われている2号機・3号機とともに、それぞれの衛星が韓半島を偵察する周期を短縮し、北韓への監視をさらに強化することができます。
最後の発射体となる5号機は、現在、開発試験の評価が行われていて、年内の発射を目指し、調整を進めています。これにより、5つの衛星による偵察システムが完成すれば、宇宙から2時間おきに北韓のミサイル基地や核実験場など、主な施設の情報を衛星写真や動画で確保することができるようになります。