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政治

与党「国民の力」予備選 大統領選候補4人に絞り込み

Write: 2025-04-23 14:59:25Update: 2025-04-29 14:47:16

与党「国民の力」予備選 大統領選候補4人に絞り込み

Photo : KBS News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の罷免を受けて、6月3日に行われる韓国の大統領選挙をめぐり、候補者選びの2次予備選に進む与党「国民の力」の候補者4人が決まりました。4人の候補者は、それぞれ尹前大統領の弾劾賛成派が2人、反対派が2人となっています。
 
与党「国民の力」の予備選では、今月21日から2日間、「国民の力」の支持層と無党派層の一般国民4000人を対象に、世論調査を行いました。
 
その結果、8人の候補者のうち、2次予備選に進むのは、尹前大統領の弾劾に反対した金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官と洪準杓(ホン・ジュンピョ)前大邱(テグ)市長、そして、弾劾に賛成した韓東勲(ハン・ドンフン)前党代表と安哲秀(アン・チョルス)国会議員の4人です。各候補者の支持率は公表されていません。
 
与党「国民の力」の支持層と無党派層を調査対象としているにもかかわらず、弾劾賛成派の候補2人が残っただけに、今後、尹前大統領の弾劾への評価を巡り、賛成派と反対派が激しく対立するものとみられます。
 
一方、与党勢力の有力候補とされる、大統領の権限を代行する韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理の出馬を求める声が根強いなか、韓国務総理は出馬の意向を示していません。仮に韓国務総理が出馬する場合は、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表に対抗するため、保守勢力が候補を一本化する可能性もあるとみられています。
 
ただ、21日に発表された、次期大統領にふさわしい人物を尋ねる調査では、最大野党「共に民主党」の李前代表の支持率が50.2%を記録していて、2次予備選に進む4人の支持率を合わせても31.9%と、李前代表とは18.3ポイントの格差があります。
 
そのため、与党「国民の力」からは、支持率を伸ばすためには、中道層を取り込む必要があるとの声も出ています。

与党「国民の力」の2次予備選の結果は29日に発表され、2次予備選でいずれかの候補が過半数を獲得した場合は、そのまま公認候補に決定します。過半数に届かなかった場合は、5月3日の党大会で最終候補が発表される予定です。

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