婚姻件数の増加などに支えられ、2月の韓国の出生数が11年ぶりに増加に転じました。
韓国統計庁が23日に発表したことし2月の人口動向によりますと、1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」は去年の同じ月の0.77より0.05ポイント上昇して0.82だったということです。
ことし1月の出生率は0.88で、去年に入って2か月連続で0.8台となっています。
また、2月の出生数は3.2%増えて2万35人で、2月としては2014年以降、11年ぶりの増加となりました。
月間の出生数は、去年7月から8か月連続で増加傾向にあります。
統計庁の関係者は、「第2次ベビーブーム世代の子どもで、1991年から1996年に生まれた、いわゆる『エコブーム世代』が30代に入り、婚姻件数が増えていることが背景にある。この傾向は当面続く可能性がある」と説明しています。
一方、2月の死者数は1.3%増えて3万283人でした。
出生数から死者数を差し引いた人口の自然増減は、1万248人の減少となりました。