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政治

弾劾反対派の金文洙前長官 与党の大統領候補に

Write: 2025-05-03 16:57:39Update: 2025-05-03 19:07:11

弾劾反対派の金文洙前長官 与党の大統領候補に

Photo : YONHAP News

来月3日に投開票が行われる韓国の大統領選挙をおよそ1か月後に控えたなか、保守系与党「国民の力」の公認候補として、金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官が選ばれました。

「国民の力」は3日午後、ソウル郊外の京畿道(キョンギド)で党大会を開き、大統領選挙の候補者を選ぶ決選投票の結果を公表しました。 それによりますと、金前長官は最終得票率で56.53%を獲得し、43.47%にとどまった韓東勲(ハン・ドンフン)「国民の力」の前代表を抑えて公認候補に決まりました。

今回の決選投票は、「国民の力」の党員投票と、一般国民を対象にした世論調査の結果をそれぞれ50%ずつ反映したもので、今月1日と2日に実施されました。

金前長官は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の弾劾に一貫して反対の立場を示してきた人物で、保守系の強硬な支持層からの支持を集めたものとみられています。一方、韓前代表は、尹前大統領の弾劾に賛成する姿勢を明確にしてきました。

また、金前長官は、尹前政権で大統領権限代行を務めた韓悳洙(ハン・ドクス)前国務総理との候補一本化に早い段階から前向きな姿勢を示してきたことも、韓前国務総理の支持層や、保守勢力の結束を望む有権者から支持を取り付けたものとみられます。韓前国務総理は2日、無所属で大統領選への立候補を表明しています。

一方、金前長官の有力なライバルとされる最大野党「ともに民主党」の大統領候補、李在明(イ・ジェミョン)前代表は、各種の世論調査で支持率40%前後を維持してリードしています。

金前長官は、党大会での受諾演説の中で「李前代表の暴走を食い止めるためには、どの勢力とも連帯する」と述べました。こうしたことから、今後、李前代表に対抗するために保守勢力の結束が加速するか、注目が集まっています。

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