韓国でもっとも権威のある大衆文化の賞、「百想(ペクサン)芸術大賞」で、ネットフリックスの韓国オリジナルドラマ「おつかれさま」が最多の4冠となりました。
百想芸術大賞は、1965年に、テレビ、映画、演劇部門の制作スタッフや出演者の士気を高めるために設けられ、ことしで61回目となります。
ことしの授賞式は5日に行われ、最高の賞である大賞には、映画部門で「ハルビン」のホン・ギョンピョ撮影監督、テレビ部門ではネットフリックスのバラエティ番組「白と黒のスプーン~料理階級戦争~」がそれぞれ選ばれました。
演出者や出演者ではなく、バラエティ番組がテレビ部門の大賞に選ばれたのは今回が初めてです。
映画「ハルビン」は、ホン監督の大賞受賞に加え、映画部門の作品賞も受賞し、2冠を達成しました。
ことし最多の4冠に輝いたのは、ネットフリックスの韓国オリジナルドラマ「おつかれさま」で、ドラマ部門の作品賞をはじめ、放送部門の脚本賞、助演男優賞・助演女優賞の合わせて4部門で受賞しました。
「おつかれさま」の演出を務めたキム・ウォンソク監督は、「いまの時代を『嫌悪の時代』とも言うが、このドラマを観て『憎まず、ともに幸せに生きよう』と思ってもらえたら幸いだ」と受賞の喜びを語りました。
また、ことしもっとも競争が激しかった放送部門の最優秀演技賞には、男性はドラマ「トラウマコード」のチュ・ジフンさんと、女性ではドラマ「ジョンニョン、スター誕生」のキム・テリさんがそれぞれ選ばれました。