韓国では20日、南東部の慶州(キョンジュ)で日中の最高気温が33度7分まで上がるなど、各地で真夏のような異例の暑さが観測されました。
気象庁によりますと、慶尚北道(キョンサンブクド)慶州市では、日中の最高気温が33度7分まで上がり、この地域で気象観測が始まった2010年8月以降、5月中旬としては過去最高を記録しました。
このほかに、慶尚北道聞慶(ムンギョン)で32度3分、忠清南道(チュンチョンナムド)錦山(クムサン)で31度5分、全羅北道(チョンラブクド)長水(チャンス)で29度9分と、それぞれ5月中旬としては過去最高となりました。
こうした異例の暑さは、南から暖かく湿った空気が流れ込んだのに加えて、日中に強い日差しが照りつけたことが要因とみられています。
気象庁によりますと、この暑さは22日まで続いたあと、北から流れ込む冷たい空気の影響で、次第に平年並みの気温に戻る見通しだということです。