韓国のサムスン電子はテレビの世界市場でことし1月から3月期に、売上高と出荷台数ともに首位を維持しました。
アメリカの調査会社によりますと、ことし1月から3月期のサムスン電子のシェアは売上ベースで30%で、1位だったということです。
ネオQLED(量子ドット液晶テレビ)やOLED( 有機ELディスプレイ)などのプレミアム製品に注力する戦略が功を奏したとみられています。
サムスン電子は去年まで、19年連続で首位を維持していて、ことしは20年連続の記録に挑みます。
出荷台数ベースでも19.2%で1位を維持しました。
続いて、2位は13.7%の中国のTCLで、3位は11.9%の同じく中国のハイセンスでした。
一方、LG電子は、売上では15%と2位を守りましたが、出荷台数では10.7%で4位にとどまりました。
ただ、OLEDテレビ市場では出荷台数70万台、シェア52.1%で首位となりました。
70インチ以上の大型OLED市場でも半数以上のシェアを占め、大画面を好むトレンドを牽引しています。
ことしの世界のテレビ出荷台数は、去年よりわずかに増えて、2億台を超えると見込まれていて、OLEDテレビも2桁の成長を遂げると予想されています。