婚姻件数の増加などの影響で、ことし1月から3月までの出生数の増加率が去年の同じ期間に比べて7.4%と、統計を取り始めた1981年以降、もっとも高くなりました。
韓国統計庁が28日に発表した「人口動向」によりますと、ことし1月から3月までの出生数は、去年の同じ期間に比べて7.4%増加して6万5022人でした。
増加率7.4%は、統計を取り始めた1981年以降、もっとも高いものです。
3月の出生数は、去年の同じ月に比べて6.8%増えて2万1041人でした。
3月の出生数が前の年の同じ月を上回るのは2015年以降、10年ぶりで、増加率6.8%は1993年3月以降、もっとも高いものです。
また、1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」は、去年の同じ期間に比べて今年の1月から3月までが0.05上昇して0.82でした。
3月のみの合計特殊出生率は、0.04上昇して0.77で、2015年以降初めて上昇に転じました。
統計庁は、出生数が増加した背景について、「コロナ禍以降、婚姻が増えたことや、出産の中心世代である30代女性の人口が増えたことが、出生数の増加につながった」と説明しています。