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社会

ソウル地下鉄5号線で放火 迅速な対応で大規模被害を回避

Write: 2025-06-02 09:46:26Update: 2025-06-02 10:32:38

ソウル地下鉄5号線で放火 迅速な対応で大規模被害を回避

Photo : YONHAP News

ソウルの地下鉄5号線で放火事件が発生しましたが、運転士と市民らの迅速な対応により、大規模な人命被害は防ぎました。
 
先月31日午前8時43分、地下鉄5号線の汝矣ナル(ヨイナル)駅と麻浦(マポ)駅の間を走行中の列車内で、60代の男性が用意していたガソリンをまき、着火用ライターで火をつけました。

乗客は別の車両に逃げ、非常用の通話装置で運転士に「シンナーをまいている」と通報し、座席下にある非常開閉装置を使ってドアを開けました。

列車が停止すると、一部乗客と運転士が壁面に備え付けられた消火器で火を消し止めました。
 
午前10時24分に完全に鎮火し、乗客およそ400人は地下の線路沿いに1.5キロを歩いて避難しました。
 
放火犯の男性を含む23人が煙を吸って病院に搬送され、129人は現場で手当てを受けました。
 
運転士は28年目のベテランで、事故列車を避難所まで移動させたあと、病院に運ばれたということです。
 
警察は、現場で手に煤が付着していた男性を追及したところ犯行を認めたということです。
 
男性は警察の調べに対し「離婚訴訟の結果に腹を立てて犯行に及んだ」と供述しています。
 
今回の事件は、市民と運転士の迅速な対応に加え、およそ1か月前に同様の状況を想定した訓練が行われていたことが、大きな人命被害を防ぐのに役立ったとみられています。

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