第21代大統領選挙の投票が全国1万4000あまりの投票所で行われましたが、3日午後7時の時点で全国の投票率は77.8%となり、同じ時刻の投票率では過去最高となっています。
中央選挙管理委員会によりますと、午前6時から投票が始まり、投票終了1時間前の午後7時の時点で、全国の有権者およそ4439万1000人のうち、3455万3900人が投票を済ませ、投票率は77.8%に達したということです。
これは、2022年に行われた前回第20代大統領選挙の投票が締め切られた午後6時の投票率77.1%と比べて、0.7ポイント高い水準で、過去最高となっています。
今回の投票は午後8時まで行われるため、最終的な投票率の差はさらに高くなる見通しです。
同じく、午後8時まで投票が行われた2017年の第19代大統領選挙の同じ時刻と比べても、2.7ポイント高い数値となっています。
通常の大統領選挙の本投票は、午前6時から午後6時までの12時間の間、投票が行われますが、今回のように大統領の空席によって早期に行われる選挙は、午前6時から午後8時までの14時間にわたり投票が行われます。
通常より2時間長い投票時間を利用し、夕食前後に投票所を訪れる有権者が増えれば、最終的な投票率が1997年の第15代大統領選挙以来、初めて80%を超える可能性もあります。
投票が締め切られたあと、全国254の開票所に投票箱が運ばれ、開票作業は午後8時30分から40分ごろに始まる見通しです。