韓国の株式市場では、新政権への期待が広がったことなどから、KOSPI=総合株価指数は、前の日の終値と比べて1.23%上がって2907.04で取り引きを終えました。KOSPIが2900台を超えたのは、およそ3年5か月ぶりです。
KOSPIは、新政権発足から10日までの間に終値で6.04%上昇していて、11日も1%を超える上昇幅を記録し、上昇基調が続いています。
KOSPIは11日、前日より0.54%上がって2887.32で取引を開始し、その後も上昇幅を広げて、午前9時半ごろには2900を超えました。
そのあとも上昇幅を広げ、終値は、前の日の終値と比べて1.23%上がって2907.04で取り引きを終えました。
KOSPIが2900を超えたのは、2022年1月18日以来、およそ3年5か月ぶりとなります。
KOSPIは、大統領選挙前日の今月2日に0.05%上昇して以降、6営業日連続で上昇しています。
政治的な不確実性が解消したのに加えて、新政権の発足に伴う政策への期待の高まりや、長らく韓国市場から離れていた海外投資家の資金が急速に戻ってきたことによって、指数が押し上げられたとみられています。