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政治

李大統領 セウォル号事故などの遺族に謝罪

Write: 2025-07-17 10:43:40Update: 2025-07-17 16:55:43

李大統領 セウォル号事故などの遺族に謝罪

Photo : YONHAP News

李在明(イ・ジェミョン)大統領は、2014年に全羅南道(チョンラナムド)珍島(チンド)沖で旅客船セウォル号が沈没した事故や、2022年にソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)で起きた雑踏事故などの犠牲者の遺族との懇談会で、韓国政府が責任を十分に果たさなかった点について公式に謝罪しました。
 
李大統領は16日、セウォル号沈没事故や梨泰院雑踏事故、梨泰院(イテウォン)で起きた雑踏事故、務安(ムアン)国際空港での旅客機事故、五松(オソン)地下車道の浸水事故の遺族およそ200人を大統領府迎賓館に招き、意見を聞くための懇談会を開きました。
 
今回の懇談会は、豪雨による川の氾濫で、忠清北道・清州市の五松(オソン)地区にある地下車道が浸水し、14人が犠牲となった事故から2年を迎えたことを受けて開かれました。
 
李大統領は、「国家の第一の責務は国民の命と安全を守ることだ」としたうえで、「国民の命と安全を守るべき国家が、国民が危機に陥った時、保護されるべき時に、その場にいられなかった」として、「政府を代表し、心からお詫び申し上げる」と頭を下げました。
 
梨泰院と五松地下車道での惨事について、政府が公式に謝罪したのは今回が初めてです。
 
この場で遺族たちは、真相究明を求めるとともに、同様の惨事の再発防止を訴えました。
 
務安旅客機事故の遺族でつくる協議会の代表は、「航空・鉄道事故調査委員会は、事故の直接的な原因だった務安空港の土手について、一言も言及しなかった」としたうえで、「その結果、現在も6つの空港の問題の土手が手つかずのままで、第2の務安旅客機事故が今も繰り返される恐れがある非常に危険な状況だ」と訴えました。
 
また、セウォル号沈没事故の遺族代表は、「事故が起きた当時の朴槿恵(パク・クネ)元大統領の7時間の記録や国家情報院、軍の資料が公開されていない」としたうえで、「304人もの国民を国が一人も救助できなかった根本的な理由が未だに明らかになっておらず、あの巨大なセウォル号が短時間で沈没した真相も未解明のままだ」と指摘しました。

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