3日から南部地方に降った豪雨によって、住民およそ2500人が緊急避難しています。
4日、中央災害安全対策本部が発表したところによりますと、3日から南部地方に降った豪雨によって、4日午前4時30分時点で、釜山(プサン)、光州(クァンジュ)、忠清南道(チュンチョンナムド)、全羅南道(チョンラナムド)、慶尚北道(キョンサンブクト)など、韓国南部6の市を中心に1800世帯のおよそ2500人が緊急避難し、多くの住民が帰宅できずにいます。
3日午前0時から4日午前5時までに降った雨の量は、全羅南道・務安(ムアン)が289.6ミリで最も多く、務安では1時間当たり142.1ミリの雨が降って土砂崩れ注意報が発令されました。
今のところ、今回の豪雨による人命やインフラへの被害は発生していないということです。
ただ、3日午後、川に流され、その後、心肺停止の状態で見つかった60代の男性が、豪雨によって死亡したのかその死因を調べています。
政府は3日午後11時30分、4段階ある風水害警戒レベルを上から3番目の「注意」から上から2番目の「警戒」に引き上げ、中央災害安全対策本部の3段階ある非常対応レベルを1段階から2段階に引き上げました。
4日午前の時点で、光州と全羅道(チョンラド)の豪雨注意報は解除されましたが、慶尚道(キョンサンド)と忠清北道(チュンチョンブクド)では豪雨注意報が続いていることから、政府はさらなる被害の防止に取り組んでいます。