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国際

IAEA 「北韓寧辺にウラン濃縮施設とみられる新建物」

Write: 2025-08-20 11:06:30Update: 2025-08-20 11:19:24

IAEA 「北韓寧辺にウラン濃縮施設とみられる新建物」

Photo : YONHAP News

IAEA=国際原子力機関は、北韓の寧辺(ヨンビョン)にウラン濃縮施設とみられる新たな建物が建設されたという見方を示しました。
 
日本の複数のメディアによりますと、IAEAは、18日にまとめた報告書のなかで、「この1年間にわたって衛星写真や関連情報を分析した結果、寧辺で、去年12月に新たな施設の建設が始まり、ことし5月に外部工事が終わったことを確認したと」いうことです。
 
IAEAは、この施設が、平壌(ピョンヤン)近郊の降仙(カンソン)にあるウラン濃縮施設と似ていると分析しています。
 
IAEAは、北韓がこの新たな施設を通じてウラン濃縮活動を拡大する可能性があるとして、深刻な懸念を表明し、引き続き検証活動を続けていくと強調しました。
 
IAEAのグロッシ事務局長は、ことし6月に開かれたIAEAの理事会でも、降仙の施設と似た施設が寧辺で建設されていると報告していました。
 
また、アメリカのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)の北韓専門サイトも同じ6月に、北韓が寧辺で新たなウラン濃縮施設とみられる建物を建設していると伝えています。
 
IAEAは今回の報告書のなかで、豊渓里(プンゲリ)の核実験場についても、追加の核実験を実施するための準備が整った状態が維持されているという見解を示しました。
 
IAEAは今回の報告書を踏まえ、来月中旬に開催される年次総会で、北韓の核開発問題について議論を行う予定です。

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