宮崎駿監督の10年ぶりとなる新作「君たちはどう生きるか」が25日、韓国で公開されますが、チケットの予約販売数が、現在公開中、またはこれから公開される全映画の中で1位となっています。
映画振興委員会が17日、まとめたところによりますと、予約販売されている全映画のうち、「君たちはどう生きるか」の販売数は27.2%を占めています。
2位以下の予約販売数は、それぞれ全体の一割を下回っていることから、宮崎駿監督の新作に対する国内ファンの期待の高さがうかがえます。
映画「君たちはどう生きるか」は、主人公の少年、眞人が、鳥と人間の姿を行き来する不思議な青サギに導かれ、時間と空間を超越した世界で繰り広げる冒険活劇ファンタジーです。
菅田将暉さんや木村拓哉さんなどのトップスターが声優として出演しているほか、韓国でも人気の久石譲さんが音楽監督を務め、米津玄師さんが主題歌を担当しています。
韓国ではことしの上半期に、バスケットボール漫画「スラムダンク」の劇場版アニメ「THE FIRST SLAMDUNK」と、新海誠監督のアニメ映画「すずめの戸締り」が、いずれも日本映画の観客動員数で過去最高を更新する大ヒットとなりましたが、「君たちはどう生きるか」もこれに続くヒットとなるか、注目されています。