政府が進める医学部の定員拡大に反発し、研修医らが集団で病院を離れ、手術や診察などに影響が出ているなか、政府は、医療機関に対して、ひと月あたり合計1800億ウォンを支援する方針です。
政府は、7日の閣議でおよそ1200億ウォンの予備費を編成したのに続いて、8日には、健康保険関連の予算から、一時的に毎月1800億ウォンを支出して医療機関を支援する方針を固めました。
1800億ウォンは、重傷患者の入院を受け入れる病院と、救急患者や重症患者の治療にあたる専門医への補償などに充てられます。
医療現場での混乱を軽減する措置として、8日から、一部の看護師は、心肺蘇生治療や、救急患者に対する薬の投与などができるようになりました。
また、これまでグレーゾーンとされていた、手術時の看護師による縫合も、専門の看護師に限って正式に行えるようになりました。