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社会

医大生の半数 軍医ではなく兵士として入隊の意向 政府の軍医派遣に反発

Write: 2024-03-20 06:27:28Update: 2024-03-20 09:31:18

医大生の半数 軍医ではなく兵士として入隊の意向 政府の軍医派遣に反発

Photo : KBS News

韓国では医大生が兵役に就く際、兵士ではなく、軍医として服務することが一般的ですが、政府が先週、医療空白を埋めるために軍医を大型病院に派遣したことに反発し、医大生の半数近くが、派遣の対象にならない一般の兵士として入隊する意向をもっていることがわかりました。 

政府が進める医学部の定員拡大に反発して、一部の医大生が集団で休学届を提出してから1か月近く経つなか、医大生らでつくる学生協会は、休学届を出した全国40の大学の医大生を対象に、兵役に関するアンケート調査を行いました。

それによりますと、兵役義務の対象となっている5016人の医大生のうち、半数近くの2460人が、「兵士として入隊するための申請を8月末までに行う計画だ」と答えました。

このうち419人は、すでに申請を行ったということです。

通常、医大生のほとんどは、大学を卒業して医師免許を所得したあと、軍医官または公衆保健医として服務しますが、政府が医療改革を進める際の手段として利用されないよう、一般の兵士として入隊するということです。

政府は、先月20日から始まった研修医らのストライキによって不足している医療現場での人手を補うための措置として、今月11日に、兵役中の軍医官と公衆保健医158人を、全国20の総合病院に派遣しました。
 
しかし、研修医に加えて医学部の教授らも今月25日に集団で退職届を提出する考えを示したことを受け、政府は軍医官ら250人を追加で病院に派遣すると発表しました。

政府は、退職届を出した研修医らに対しては業務開始命令を出しましたが、休学届を出した医大生への対応については、入営通知書に基づいて入隊を申請した場合、休学を認めざるを得ないとしています。

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