ソウルの中心部で、犯罪の発生など、緊急時に迅速な対応ができるよう、警察官がマンションの入口のオートロックを解除するためのリモコンが、パトカー1台に1つずつ配備されることになりました。こうした取り組みは全国で初めてです。
中(チュン)区は23日、中部警察署と協力して、共同住宅の玄関を暗証番号の代わりにリモコンで開ける「フリーパスシステム」を導入すると発表しました。
中区によりますと、警察官の96%が、共同住宅のオートロック式の玄関が開けられなかったため、現場への到着が遅れた経験があると答えたということです。
中区は、このシステムの導入により、通報から現場への到着までの時間が1分以上、短縮できるものと期待しています
中区の関係者は、「緊急時の1分は誰かの生死を分けることになりうる時間なので、わずか数秒の短縮でも大きな意義がある」と話しています。
まずは、中区の13のマンション団地でシステムの運用を始めるということです。