半導体を中心に輸出が伸び、3月の経常収支は、11か月連続の黒字となりました。
韓国銀行によりますと、ことし3月の経常収支は69億3000万ドルの黒字で、去年の5月以降、11か月連続の黒字となりました。
これは、半導体の輸出が急激に伸びたのに対して、エネルギーの輸入価格が去年より下がったことが背景にあります。
輸出は、去年の同じ月に比べて3.0%増えて、6か月連続の伸びとなりました。
なかでも、半導体は34.5%、情報通信機器は7.9%、石油製品は3.3%、それぞれ伸びています。
輸入は、エネルギーの価格の下落などで、原材料を中心に減少が続いたことから、13.1%減って、501億8000万ドルでした。
一方、3月のサービス収支は、1年前と比べて赤字幅が拡大し24億3000万ドルの赤字となりました。
このうち、旅行部門の赤字は10億7000万ドルで、サービス収支の赤字の半分近くを占めていますが、ことしの3月は韓国を訪れる人が増え、韓国人の海外旅行が減ったことで、赤字の幅は縮小しました。