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政治

与党の新院内代表「野党対抗には与党の団結必要」

Write: 2024-05-10 10:47:04Update: 2024-05-10 11:05:09

与党の新院内代表「野党対抗には与党の団結必要」

Photo : YONHAP News

政権と国会の「ねじれ」状態が続くなか、与党「国民の力」のナンバー2で、日本の政党の幹事長にあたる院内代表に、前の企画財政部長官の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)氏が選ばれました。秋氏は、野党単独での法案の成立を防ぐためには、まず与党の議員が一致団結することが必要だと党員に呼びかけました。 
 
秋院内代表は、先の総選挙で当選した国会議員が出席して行われた院内代表選で、過半数を上回る票を獲得し、当選しました。
 
秋氏は、経済官僚出身で、国会議員には3回当選しています。

おととしの尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権発足時から去年の末まで、経済副総理と企画財政部長官を兼任しました。
 
尹大統領に近い人物ではあるものの、党内の派閥色は薄いとされています。
 
秋氏は、院内代表に当選が決まったあとの第一声として、「与党が一致団結することで、野党勢力に対抗することができる」と強調しました。
 
秋院内代表は、去年、海兵隊員が殉職した事故について、特別検察官による捜査を可能にするための法案をめぐり、野党側による法案成立を阻止するべく、与党内の意思統一を図るものと見られます。
 
この法案は、今月はじめに国会本会議で可決し、現在、大統領が受け入れるかどうかの判断が待たれる状態です。

大統領が拒否権を行使した場合、法案は国会に差し戻され、再度国会で可決し成立するには、在籍議員の半数以上が参加し、その3分の2の賛成が必要です。
 
議員全員が出席し、野党と無所属の議員がこの法案に賛成すると仮定した場合、与党「国民の力」の議員18人が党の方針に反して賛成票を投じると、成立となります。

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