ソウルの龍山(ヨンサン)区にある梨泰院(イテウォン)で、ハロウィーンを前に集まった大勢の人が折り重なって倒れ、多くの犠牲者が出たことを受け、政府は龍山区を特別災害地域に指定しました。
これによって、犠牲者の遺族は葬儀代を、負傷者は治療費の給付を受けることになります。
政府が11月5日までを「国家追悼期間」と定めたことを受け、全国の公共機関と在外公館では、弔旗が掲揚されました。
また、公務員と公共機関の職員は、哀悼の意を示すリボンを身に着けることにしました。
尹錫悅(ユン・ソンニョル)大統領は、追悼期間中は、政府だけでなく、民間でもイベントやお祭りの開催を自粛するよう呼びかけました。
今回の事故では、外国人20人が亡くなっており、政府は、外国人被害者に関する情報を速やかに各国の大使館に提供する方策も議論しているということです。