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政治

最大野党前代表が離党 総選挙に向け第3勢力となるか

Write: 2024-01-12 14:28:07Update: 2024-03-26 22:05:29

最大野党前代表が離党 総選挙に向け第3勢力となるか

Photo : YONHAP News

4月の総選挙まで3か月を切るなか、革新系最大野党「共に民主党」の前代表、李洛淵(イ・ナギョン)氏が離党を発表しました。与党と野党の2大政党による対立の政治に歯止めをかける第3勢力が誕生するかに関心が集まっています。  
 
李氏は11日、国会で記者会見し、「『共に民主党』が誇りとしてきた金大中(キム・デジュン)元大統領と廬武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の精神と価値は消え去り、暴力的で下品な言動が横行する『一人のためだけの政党』に変わってしまった」として、離党の動機を説明しました。
 
この「一人のためだけ」という発言は、現在、代表を務める李在明(イ・ジェミョン)氏を指すものとみられます。
 
李洛淵氏は、国会議員として5回当選し、文在寅(ムン・ジェイン)前政権の最初の国務総理を務め、政治的カリスマ性の高い人物とされるため、李氏の離党は、現在、国会で半数以上の議席を占める「共に民主党」の分裂を引き起こす導火線になるという見方が出ています。
 
李洛淵氏が新党を立ち上げた場合、その党が第3勢力として現在の2大政党に大きな影響力を持つことになるかどうかは、「共に民主党」の議員がどれだけ李洛淵氏の新党に合流するか、また、新党勢力がどれほど連帯できるかにかかっています。
 
現在、李氏のほかにも、今月10日に「共に民主党」から離党した3人の議員による集い「原則と常識」と、保守系与党「国民の力」から離党した李俊錫(イ・ジュンソク)元代表による「改革新党」が新党の立ち上げを準備しています。
 
政治的スタンスが異なる李洛淵氏と李俊錫氏が、4月の総選挙に向けて連帯するかどうかも含め、新党勢力の行方に関心が集まっています。

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