朴槿恵大統領は29日、国会で来年度予算案と関連して施政演説を行い、財政支出を増やしてでも景気活性化に努めるべきだとしました。
朴槿恵大統領は演説で、韓国経済は回復の兆しがみられるものの、依然として危機に直面しており、長期低迷に陥る可能性も排除できないとして、景気活性化に努めるべきだと強調しました。
そのために、来年度予算案では安全対策と関連した予算を17.9%増額して14兆6000億ウォンとし、福祉予算はこれまでで最も多い115兆5000億ウォンを編成するなど、全体としては歳出を5.7%増やし、376兆ウォンにすることにしたとしました。
また、関心が寄せられている公務員年金の改革については、20年前から赤字が累積していて、これ以上改革を遅らせることはできないとして、協力を求めました。
朴槿恵大統領は演説を終えたあと、与野党の指導部に会い、公務員年金改革や旅客船沈没事故と関連した特別法の制定について、協力を求めました。