朴槿恵大統領は3日、韓国を訪問中のオランダのウィレム・アレキサンダー国王と会談し、原子力発電や風力発電など、エネルギー分野の協力を拡大することで一致しました。
大統領と国王は会談後、韓国原子力研究院を中心とする企業連合とオランダのデルフト大学による研究用原子炉建設契約の署名式に出席しました。
この契約は、デルフト大学で運用している研究用原子炉を交代し、2018年までに新しいシステムを構築するもので、契約額は1900万ユーロ、およそ26億7000万円です、
韓国の原子力技術がヨーロッパに輸出されるのはこれが初めてです。
また、韓国原子力研究院とデルフト大学は、研究用原子炉や放射性物質の廃棄と関連した技術の開発で協力を拡大するための原子力技術協力覚書も締結しました。
4日には、韓国とオランダの農業及び水資源の関連企業によるセミナーが開かれ、韓国水フォーラムとオランダ水パートナーシップが協力覚書を締結し、両国の企業は今後、共同で海外市場への進出を図ることになります