韓国西の海、西海５島の漁民が、中国漁船の違法操業による損失の補償を求めて、集会を開きました。
西海５島の漁民160人余りは26日、漁船80隻に分乗し、西海で集会を開き、政府に対して、中国漁船の違法操業による損失の補償を求めました。
西海では、中国漁船が排他的経済水域を侵犯し、違法漁具を使用して漁業資源が枯渇しているほか、韓国の漁船が設置した漁具を盗んだり、破損する事件が相次いでいて、漁民の不満が高まっています。
西海５島周辺海域では、今年に入ってから中国漁船34隻がだ捕されていて、去年は42隻、一昨年は62隻がだ捕されています。
政府は今月20日、国務総理主催の関係閣僚会議を開き、中国漁船の違法操業をさらに厳しく取り締まっていくことにしましたが、西海５島の漁民に対する補償については今のところこれといった対策は出していません。