韓国とASEAN＝東南アジア諸国連合10か国による特別首脳会議が11日、釜山で開幕しました。
特別首脳会議が開かれるのは2009年に続いて2回目で、朴槿恵（パク・クネ）大統領とASEAN10か国の首脳が、11日から2日間にわたって、韓国とASEANとの25年間の協力関係を評価するとともに、「信頼の構築と幸せの実現」をテーマに双方の協力拡大に向けた方策について話し合うことになっています。
11日は、政府や自治体、民間企業が参加するCEOサミットも開かれ、朴大統領は「韓国とASEANとのFTA＝自由貿易協定のさらなる自由化によってビジネスチャンスを拡大すべきだ」としたうえで、「より多くの企業がFTAによって恩恵を得られるよう、さらなる自由化と原産地規定の改善が行なわれることを期待する」と述べました。
また、朴大統領は11日、ASEANの首脳と相次いで二国間会談を行い、両国間の懸案や協力拡大について話し合うことになっているほか、夕方には歓迎晩餐会が予定されています。
12日には、韓国とASEANの協力関係や気候変動や災害対応など国際的な課題について特別首脳会議と共同記者会見が行われ、会議で議論した内容を盛り込んだ共同声明を採択し、特別首脳会議は幕を閉じることになっています。