野党新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)議員が来年2月の党代表選挙に出馬する意向を表明しました。
文在寅議員は29日、国会で記者会見を行い、変化と団結を通じて勝利する新政治民主連合を作っていきたいとして、党代表選挙に出馬する意向を正式に表明しました。
また、文在寅議員は、故金大中(キム・デジュン)元大統領と故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の精神と価値観だけを残して、党内の派閥をなくし、党代表の権限を地方の党支部に分散させるとしました。
文在寅議員は盧武鉉政権で大統領秘書室長を務めたことがあります。
これに先立って、故金大中元大統領の最側近だった朴智元(パク・チウォン)議員は8日、党代表選挙に出馬する意向を表明しています。
朴智元議員は、党の統合を図り、強い野党を作っていくとし、そのためにはいずれの派閥にも属していない人が党代表になるべきだと強調しました。
新政治民主連合の党代表選挙は、文在寅議員と朴智元議員の2人の対決になる見通しです。