時速350キロで走行するKTX=韓国高速鉄道のソウル・光州(クァンジュ)を結ぶ湖南(ホナム)高速鉄道が3月に開通します。
韓国鉄道施設公団は15日、湖南高速鉄道の線路建設の工事がほぼ終了し、現在車両の性能試験を行なっていて、3月半ば頃に開通すると明らかにしました。
これまで、ソウル・光州を結ぶKTXは、ソウルから大田(テジョン)までは高速用線路を使っていましたが、大田から光州までは従来の線路を利用していました。
最高時速350キロで走る湖南高速鉄道が開通すると、ソウルから光州市までの所要時間は、現在の3時間から1時間30分余りに短縮されます。
湖南高速鉄道の列車は、韓国独自の技術で開発したKTX山川(サンチョン)号を改良した10両編成の列車で、座席の間隔がこれまでより広く、すべての座席に電源コンセントが設けられ、車内でノートパソコンやモバイル機器が利用できるようになっています。