与党セヌリ党は2日、国会で議員総会を開き、与党セヌリ党の新しい院内代表に当選3回の劉承旼(ユ・スンミン)議員(57)を選出しました。
劉承旼氏は党内では非主流派の議員ですが、朴槿恵大統領に近い主流派のイ・ジュヨン議員に20票近い差をつけて新しい院内代表に選ばれました。
劉承旼氏は来年4月の総選挙まで院内代表を務めることになります。
劉承旼氏は、朴槿恵大統領が野党代表を務めていた時期に秘書室長を務めるなどしましたが、大統領就任後は各種の政策について辛口の批判を惜しまず、非主流派に分類されています。
党代表の金武星氏も非主流派で、非主流派の劉承旼議員が院内代表に選ばれたことで、与党セヌリ党と大統領府青瓦台の関係がこれまでとは違った方向で調整されるものとみられます。
一方、野党新政治民主連合は、非主流派の劉承旼議員が新しい院内代表に選ばれたことについて、大統領の独断と意思疎通の不足に対して与党内から警告音が出た結果だと評価しました。