国税収入が去年、政府の予算を10兆9000億ウォン下回ったことがわかりました。2012年以降3年連続の欠損です。
企画財政部が去年の歳入、歳出をまとめて、10日、発表したところによりますと、去年の国税収入は、合わせて205兆5000億ウォンで、政府の予算上の収入に比べて10兆9000億ウォン少なかったということです。
これは、通貨危機に見舞われた1998年の欠損額より2兆ウォン以上多いもので、これまででもっとも大きくなっています。
項目別に見ますと、法人税の収入は、景気低迷による企業業績の悪化によって、予算より3兆3000億ウォン少ない、42兆7000億ウォンでした。これは、おととしに比べると、2.7％減ったものです。
これに対して、勤労所得税の収入は、25兆4000億ウォンで、予算を5000億ウォン上回りました。これは、おととしに比べて15.5％増えたもので、就業者数が増えたことや、所得税の最高税率の区間を拡大したことが影響したものとみられます。
不動産取引の増加によって、譲渡所得税の収入も予算を1兆1000億ウォン上回りました。
しかしウォン高や内需の冷え込みなどで、付加価値税の収入は、予算を1兆4000億ウォン下回り、関税収入も1兆9000億ウォン下回りました。