ことし4月から6月期の韓国の経済成長率が0.3％にとどまり、5四半期連続0％台の成長率となりました。
韓国銀行が23日、発表したところによりますと、ことし4月から6月期のGDP＝国内総生産は、前の四半期に比べて0.3％増ということです。
これは、韓国銀行の李柱烈（イ・ジュヨル）総裁が今月9日に、下方修正して発表した成長率の見通しを、0.1ポイント下回るものです。
GDPの成長率は、去年の同じ四半期にセウォル号沈没事故の影響で0.5％に落ち込んで以来、5四半期連続0％台にとどまっています。
これは、低金利や原油価格の下落にもかかわらず、マーズや干ばつなどで民間消費や関連産業が打撃を受け、景気回復が遅れているものとみられます。