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国連安保理 北韓を非難する「議長声明」採択

Write: 2017-08-30 11:30:12

北韓のミサイル発射への対応を話し合う緊急会合を開いた国連の安全保障理事会は、ニューヨーク現地時間の29日、日本の上空を通過したミサイルを発射した北韓を非難するとともに発射の即時停止を求める議長声明を、全会一致で採択しました。
議長声明では、「安保理は北韓による他の国連加盟国を脅かす暴挙を強く非難する」として、日本の上空を飛んだミサイルを発射した北韓を改めて非難したうえで、「北韓によるこうした行為の即時停止を求める」としています。
国連安保理は、ICBM=大陸間弾道ミサイルの発射を受けて、今月5日に制裁決議を採択したばかりですが、北韓の挑発がエスカレートしていることから、今回は、これまでの報道機関向けの声明より格上げされた「議長声明」を採択しました。
安保理が「議長声明」を採択するのは異例のことで、議長声明は、決議のような拘束力はありませんが、報道機関向け声明より強い安保理の総意を示すものとして、北韓の挑発を強くけん制する形となりました。
ただ、声明では北韓に対する追加制裁については触れませんでした。中国やロシアの強い反対が反映されたものとみられます。
会合はおよそ3時間30分間非公開で行われ、追加の制裁を目指すアメリカや日本と、対話を重視する中国やロシアとの間で厳しい攻防が繰り広げられたものとみられています。
安保理で北韓の核やミサイル開発に対する議長声明が採択されるのは、2012年4月に北韓が人工衛星と称して事実上の弾道ミサイルを発射したとき以来、4度目です。




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