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WSJ 「北韓が軍事演習縮小、安保理制裁影響」

Write: 2018-01-30 14:16:37

北韓軍が冬季の軍事演習の規模を例年より縮小して行っていると、アメリカのメディアが29日伝えました。
アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは現地時間の29日、アメリカ政府当局者の話として、「北韓軍が冬季の軍事演習の規模を例年より縮小して行っている」と報じました。
北韓は、毎年12月から3月にかけて冬季の軍事演習を行っていますが、ことしは開始も遅れ、規模も小さいということです。また、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による訓練や基地の視察が大幅に減っており、演習の規模縮小を示しているとみられるということです。
これについて、国連安保理決議による制裁の影響が出ている可能性があるとみられています。
アメリカの北韓専門ウェブサイト「38ノース」は、国連安保理による制裁で石油の供給が削減されたことや、洪水や旱ばつによる食料不足が影響したとの見方を示しています。
また、制裁強化により、北韓が外貨獲得のため海外に派遣してきた出稼ぎ労働者も多数が帰国を迫られ、外貨不足が深刻化していることも影響しているとみられています。
アメリカは、今後、北韓への圧力をさらに強めていく方針で、北韓軍が冬季軍事演習の規模を以前の規模に戻すのは難しいものとみられています。
ただ、アメリカ政府内外の軍事専門家は、演習の縮小で北韓の軍事能力が低下することや、制裁の影響で核兵器開発を抑えている兆候はないと分析しているということです。

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