アメリカ上院で現地時間の26日、トランプ政権に対し、北韓との交渉について定期的に議会に報告するよう求める内容の法案が提出されました。
法案は、アメリカ上院の共和・民主両党の議員によって共同で提出されました。
法案では、トランプ大統領とトランプ政権に対し、北韓との交渉がどのように進められているか、30日ごとに書面で議会に報告するよう求めています。
また、アメリカの目標はCVID、つまり「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」であること、北韓を核保有国と認めることはできないということ、北韓に対する軍事行動を追求しないという内容が盛り込まれています。
議会として、トランプ政権による北韓との交渉に対する議会の監督権を強化する狙いがあるものとみられています。
さらに、法案では、在韓米軍の撤退について、「北韓の核交渉で、韓国駐留アメリカ軍の撤退は交渉の項目になってはならない」としたうえで、「韓米の定期的な演習を含む強固な軍事態勢が北東アジアの平和・安定において極めて重要」としています。