尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は現地時間の19日、フランス・パリに到着し、最初の公式日程として、現地に在住する韓国人との懇談会に出席し、2030年の万博を釜山に誘致できるよう、支援を呼びかけました。
この席で、尹大統領は、「万博誘致に向けて国民が一丸となって突き進んでいる」と述べたうえで、フランスに住む韓国人にも協力を呼びかけました。
尹大統領は、そのうえで、「誘致できれば、韓国の外交の新たな地平を切り開くことになる」と強調しました。
尹大統領は、現地時間の20日から21日にかけてパリで開かれる博覧会国際事務局の総会に出席し、2030年の万博の釜山への誘致に向け、英語でプレゼンテーションを行います。
政府は、万博が誘致できた場合、半年間で5000万人の来場者を見込んでおり、経済効果は61兆ウォンに上り、50万人の雇用も創出できると期待しています。
これは、ワールドカップやオリンピックの開催による経済効果の4倍に上るということです。
2030年の万博候補地は、釜山のほか、サウジアラビアのリヤド、イタリアのローマ、ウクライナのオデッサが名乗りを上げていて、開催地は11月末の総会で加盟国の投票により決まります。