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特別番組

10. 人工知能「アルファ碁」 人間のプロ囲碁棋士破る

2016-12-29

人工知能「アルファ碁」 人間のプロ囲碁棋士破る





韓国のプロ囲碁棋士イ・セドル九段とグーグルのディープマインドによって開発された囲碁の人工知能「アルファ碁」との囲碁五番勝負が行われました。
3月9日から15日までソウルで行われた対局は、1勝4 敗でイ・セドル九段が敗北しました。
当初はイ・セドル九段の優勢が予想されていました。
囲碁は盤面で白石と黒石を交互に置いていく単純なゲームですが、その変化図は10の170乗もあるとされています。
一方で、囲碁は創造的かつ戦略的思考を必要とする複雑なゲームであり、計算だけじゃなく、もっと高度な「何か」が必要だと考えられ、囲碁の人工知能が人間に勝つのは難しいとの見方が支配的でした。



イ・セドル九段が第1局で敗北したときも、多くの人々は結局は人間が勝利すると考えていましたが、「アルファ碁」は第2局、第3局を勝ち続け、第4局はイ・セドル九段が勝利したものの、第5局も「アルファ碁」が勝ち、「アルファ碁」は人間のプロ囲碁棋士を破った初のコンピュータ囲碁プログラムとなりました。
これを契機に人工知能への関心が高まりました。
人工知能とは、人工的にコンピュータ上などで人間と同様の知能を実現させようという試みです。
「アルファ碁」もそんな試みの一つとして誕生したコンピュータ囲碁プログラムです。
人工知能はゲームから医療まですでに幅広い分野で活用されています。
将来的には人工知能は人間を超越し、新たな産業革命の引き金になるとの見方もあり、各国で人工知能の開発が進められています。




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