メニューへ 本文へ
Go Top

ライフスタイル

ご近所づきあい その1.

2014-02-03

ご近所づきあい その1.
今月は韓国のご近所づきあいについてご紹介します。
日本でもお近くに韓国人の家族が住んでいることもあるでしょうから、
何かの参考にしてください。
今日は、ご近所からもらい物をしたらどうするかという話です。
留学生の鈴木君が金さんにこんな相談をしています。

鈴木君  金さん、旧正月はどうでした?
金さん  親戚が集まると、大学の成績はどうだの、就職はどうするんだだの
     そんな話ばかりでストレスが溜まるばかりでしたよ。
     鈴木君はどうでした? お正月の料理は何か食べました?
鈴木君  おかげさまでアパートの前の家の奥さんが、正月の料理を
     どうぞって言ってくれたんです。
     ありがたくいただいたんですが、もらったままでいいんですかね。
金さん  お皿はどうしました?
鈴木君  お皿ですか?


韓国ではよくご近所どうして食べ物をおすそ分けすることがあります。
例えば田舎からサツマイモをたくさん送ってきたのでどうぞ、とか
旧正月でお料理をたくさん作りましたから、どうぞ味見をしてみてくださいとか
言ってもってきてくれることがあります。
また警備員のオジサンに、アパートの住人がどうぞと、作った料理を
おすそ分けすることもあります。

私もお隣から果物をいただいたり、あるいはこちらからお餅を差し上げたり
したことがあります。そういうときはだいたい、お皿にのせてどうぞと
言ってもっていきます。
そしてもらった側はこんどはそのお皿にお返しとしてちょっとしたものを
のせて返します。

例えば、果物をいただいたら、お返しにお餅を差し上げるとか。
別にわざわざ買ってきてお返しをする必要はありません。
たとえば留学生だったら、家にあった日本のお菓子を一袋
お皿にのせてお返しするというので十分です。

それも面倒なら、きれいに洗ったお皿を返しながら
ごちそうさまの一言をいうとか。
一番良くないのはやはり、もらったままでお皿も返さないことでしょうか。
もちろん使い捨ての容器にいれてあったら、もらった時にありがとうの
一言だけで十分です。

韓国人はだいぶドライになったとはいえ、まだまだこういうご近所づきあいが
残っているので、突然普段話したこともない隣の奥さんがお皿をもって
尋ねてきても驚かないでください。
昔から韓国では何かお祝い事で料理をするときには、ご近所に配る分まで入れて
たくさん作ったものです。

恥をかかない「韓国マナー」、ご近所からおすそ分けをいただいたら、
おすそ分けの食べ物の入っていた器にお返しをいれて返します。でも
使い捨ての容器だったり、適当なお返しが思いつかなかったら
ごちそうさまでしたという、お礼だけでも十分です。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >