パリオリンピックの開幕が半年後に迫るなか、韓国は、バスケットボールなど、団体で行う球技種目の予選の成績が振るわず、選手団の規模が48年ぶりに最小となる可能性が高まっています。
前回、2021年の東京オリンピックでは、韓国は、男子サッカー、女子ハンドボール、女子バスケットボール、女子バレーボール、男子ラグビー、野球の6つの団体球技に出場しました。
韓国が、パリオリンピックの出場権を獲得している団体球技の種目は、女子のハンドボールだけです。
ホッケーやバスケットボールは、男女ともに出場権を逃したほか、女子バレーも本大会の出場が難しいとみられています。
野球は、パリオリンピックの競技から外れています。
サッカーは、4月にカタールで開かれる23歳以下のアジアカップの結果によって、オリンピックの出場が決まります。
こうしたことから、パリオリンピックの選手団は、前の大会に比べて、規模が大幅に小さくなるものとみられます。
直近の5大会で選手団の規模が最も小さかったのは、団体球技の出場種目が4種目にとどまった2016年のリオ大会で、出場した選手の数は204人でした。
パリオリンピックで新しく採用された種目などで、今後、出場権を獲得できない場合、韓国の選手団の規模は、リオ大会と同程度の水準か、それよりも小さくなる見込みです。
選手団が200人を下回れば、1976年のモントリオール大会の50人以来、これまでで2番目に少ない人数となります。