夏になると背筋がぞっとするような怖い話が聞きたくなるもの。
そこで今月の韓国マナーはそういうことわざを集めてみました。
留学生の山田君がお友達の金さんと話しています。
金さん 昨夜はおばあちゃんにすっかり怒られちゃったんだ。
山田君 何をしたんです。おばあちゃんの大切な壷でも壊したんですか?
金さん そんなんじゃありませんよ。夜、爪を切ろうとしたら
切るなと怒られたんです。
山田君 それは日本でもよく言いますよ。「夜爪を切ると親の死に目に会えない」 ということわざが日本にはあります。
金さん 日本でもタブーなんですか。でもその理由が韓国とはちょっと違いますね
韓国では夜、爪を切るとそれをネズミが食べて、その爪を切った人間に
化けて出ると言うんですよ。
山田君 それ怪談話じゃないですか。
ということで夜、爪を切ってはいけないというタブーは、日本にも、そして韓国や中国にもあるようです。
その理由として考えられるのは昔は今のように明るい電灯もなかったので、暗い室内で夜爪を切ると、まず誤って爪だけでなく指まで切ってしまう可能性があること、
そして切った爪がどこに飛んでいくか分からないからです。
この切った爪が飛んでいく先, 床に落ちたら、それを踏んだら痛いですし、
また飛んでいった先が米びつだったり、梳いた米の中だったりしたら
そのまま翌朝のご飯の中に混じり、口の中に入ることもあるというわけです。
またネズミが食べたら、その爪の持ち主に化けるという妖怪話もあります。
一方、日本の『夜爪を切ると親の死に目に会えない』というのは夜爪(よるつめ)が「世詰め」と語呂が同じで短命を意味するので、それでタブーになったという話です。
さて日本と韓国、どちらも夜爪を切ってはいけないというタブーがあるようですが、
ハブ様はいかがですか?
このタブー、守ってますか?
ハブ)(ハブさま一言お願いします)
ちなみに私はどんどん切ってたんですが、今晩からは辞めようかなと思ってます。
ということで「 恥をかかない韓国マナー」、韓国にも「夜爪を切ってはいけない」ということわざがあります。