マジュン |
웃기지 마. 니가 뭔데? (笑わせるな) |
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너같은 그지새끼가 뭔데 다시 모든 걸 바로 잡아? |
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(クズのくせにすべて解決するだと?) |
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니가 나에 대해서 뭘 안다고? (俺の何が分かる) |
タック |
마준아. (マジュン) |
マジュン |
나는 너같이 무신경하고 무사태평인 녀석 정말 밥맛이야. |
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(お前みたいな無神経なヤツは大嫌いだ) |
マジュンがタックに向かって「本当に“밥맛이야”」と言いました。
まず、“밥”というのは“ご飯”のことで、“맛”は“味”です。だから、“밥맛”で“ご飯の味”です。今日は、それが“~이야 ~だ”という言い切りの形になっていますから、“밥맛이야”で“ご飯の味だ”ということになります。だけど、このシーンで“ご飯の味”では、何のことだかわかりません。
もともとこの言葉は“밥맛이 없다”という表現からきています。“밥맛이 없다”は、直訳すると“ご飯の味がない”となり、まずい食べ物のことを“밥맛이 없다”と言ったり、“食欲がない”という意味で使われたりしていました。それが、いつのまにか意味が転じて、“むかつく”とか“うんざりだ”という意味で使われるようになりました。そして、今ではそれが省略されて“밥맛이다”“밥맛이야”と言うだけで“むかつく”“うんざり”ということを表すようになっています。
あまりいい言葉ではないので、丁寧に言うことはさほど多くないと思いますが、あえてこれを丁寧な言い方にするなら “밥맛이에요” となります。
① テレビでお笑い番組を見ていましたが、あまりにも突飛な行動をするお笑い芸人がどうしても気に入りません。
そういう時
“あの人だけはどうしても好きになれないんだよね。밥맛이야” と言います。
② 同じ部署にいる同期入社の社員が、いつもわがままばかり言って手に負えません。
そういう時、ほかの同僚に
“あいつ、本当に 밥맛이야” と、漏らします。