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経済

IMFによる世界経済見通し

#今週の経済の焦点 l 2020-04-20

ⓒ YONHAP News

IMFは14日、最新の世界経済見通しを発表し、ことし2020年の世界全体の実質成長率が、前の年に比べて、マイナス3%まで大幅に落ち込むと予測しました。IMFは、リーマンショックをはるかに上回り、「世界恐慌以来最悪の景気後退になる」としています。

国別では、アメリカがマイナス5.9%、日本はマイナス5.2%、韓国はマイナス0.1%、中国は1.2%の低水準になるとしています。新型コロナウイルスによって世界が被る経済的損失は、来年までに9兆ドルに達すると予想しています。

新型コロナウイルスが世界経済にも猛威をふるうなか、韓国は、比較的健闘していると評価されています。韓国の去年の経済成長率は2.0%でした。IMFは、新型コロナウイルスの感染が拡大する前のことし1月の見通しでは、ことしは2.2%になると予測していました。それを、今回、マイナス1.2%へと、3.0ポイント引き下げました。韓国のことしの成長率がマイナスとなる場合、1998年のアジア通貨危機の際に記録したマイナス5.1%以来、22年ぶりのマイナス成長となります。

ただ、韓国は、新型コロナウイルスへの迅速な防疫措置や大胆な景気の下支えを行っているため、OECD加盟国の中で、成長率の下方修正幅がもっとも小さく、成長率の見通しも高い水準だということです。

IMFは、実体経済への影響を抑えるためには、積極的な財政政策と金融政策が必要だと指摘しています。また、保健分野に多くの予算を投じて研究開発投資を行うべきだとしています。

新型コロナウイルスの早期終息と景気回復の勢いを取り戻すため、政府・国民が一体となった国を挙げての取り組みが課題となっています。

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